2002年。 |
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発明2「サントさんの憂鬱」 |
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発明3「一途のシャルル」 人は、自分以外の人に何かを“して上げたい”と思う時がある。 その気持ちは無から生まれて、行動という形になる。 エネルギーの誕生だ。 それは熱を帯び、目的に向かって体を突き動かす。 目的が達成されれば、そのエネルギーは新たな生きる力を生む。 目的が達成されない場合は? 冷えて無と消えるか、別の目的へ向けられる。 しかし、冷えて無となる時、そのエネルギーを生んだ本体の命まで冷やし、寿命を縮める事がある。 その想いが純粋であればあるほど、力は大きくなるが、冷える力も大きい。 その命は一体誰が救うのか。 大袈裟に描きましたが、そんなテーマをほのぼのと語ってみました(笑) 「一途のシャルル」はそんな純粋なエネルギーの行方のお話です。 |
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発明4「回る思い出 巡る想い」 |
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5話目「舞い降りる天使」 人の想像する力は現実にも作用する。 空想世界を飛び越えて、現実の世界も創造する。 素晴らしい事だ。 だが時に、それは逆転する。 突然の現実世界からの無慈悲な力に、空想世界にも亀裂が入る。 そして自分を守る為に、内なる世界を広げてそれを阻止する。 想像力による、人間の素晴らしい防御能力だ。 しかし守りにばかり力を入れ過ぎると、時として内なる世界から戻れなくなる事もある。 体有っての心。 心在っての体。 活きて生きる為には、どちらも不可欠なのだ。 今回の話は、現実と空想の狭間で起こる、人間関係のドラマのお話。 |
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6話目「それぞれの味と香り」 気持ちが合わない者同士は反発しあい、それぞれ違う道を行く。 気持ちが合う者同士は仲良く同じ道を行く。 とても自然で当然の事だ。 しかし気持ちが合う者同志だからこそ、違う道をそれぞれに行く者もいる。 それはお互いに必然な事であったりもするが、複雑なすれ違いであったりもする。 どうしてそういう事になるのだろう。 でも僕達は、意外にも そういう擦れ違いを毎日のように繰り返している。 それに気付くか気付かないかは、“運命”と片付けてもいいのだろうか。 今回は、そういう切ない 擦れ違いのお話… |
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最終話「にじ色紅茶の向こう側」 出会いは別れの始まり。 別れは出会いの始まり。 生まれた命は喜びを探し 喜びは悲しみを生み 悲しみは優しさを教え 優しさは命を育み 育まれた命は喜びを覚え 自然と一体になり 世界は続く 2005・3月1日。全7話。ページ総数200。約八ヶ月に渡る連掲を終了す。 |
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