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■描いた時期:2012年2月頃

山奈サチ子さんのところで描いた3作目の沖縄漫画。
タイトルに有名な曲名をもじったもの。

■石厳當について
サイト内に置いてある漫画「やあさいびんどう まむじん様」のほうで説明しているので、そちらを読んでください〜。

■漫画の内容について
少年漫画等を読み慣れた読者には、この手の話しの展開は分かると思うが、そうでない人向けに解説をば。

・物語の冒頭部、町の上に浮かぶ黒い噴出しに白い文字の物体は、沖縄方言の悪い言葉・荒い言葉・非難する言葉を表しています。
人々の不満や暗い気持ちが悪い気となり世の中に蔓延している。
それが一定の場所に溜まると、強い悪い気となり、気に当てられた人間も悪い気持ち・荒い気持ち・暗い気持ちになったりする。
人々の陰口を聞いたり暗いニュースを見ると、自分の心にまで悪い影響が出てしまう。

冒頭の女性と男性は、道の突き当たりに濁りに濁り、溜まりに溜まった悪い気に影響されてしまったわけです。

・少年達には石厳當様(と、マジムン)は見えていません。

・最初の子供のような姿をした石厳當様は、人々の石厳當信仰心が薄れてしまった為に力が弱まり、魔物を祓う力が無くなってしまった状態を表しています。
石厳當信仰を信じる少年達の気持ちが石厳當様に力を与え、石厳當様は本来の力を取り戻した、という展開です。
人々が信じる限り、石厳當様は世の悪い気(マジムン)を討ち祓ってくれるでしょう。

文・2014年(平成26)7月